「なんで私だけ、英語が話せないんだろう…」
「せっかく留学に来たのに、全然伸びてる実感がない」
これは、私が実際に留学中に感じていた正直な気持ちです。
周りの子たちはどんどん英会話スキルが上がっているようにみえて、焦っていたときがありました。
留学中にそういった焦りを感じる方、結構多いと思うんですよね。
この記事では英語力が伸びなくてつらかった私が、少しずつ自信を取り戻せた5つの行動を実体験を交えて紹介していきます!
- 留学きたのに英語力の伸びを感じられない人
- 現地の学校でなかなか話せなくて、陰キャになってしまってる人
- どうしていいか分からなくて留学を楽しめてない人
英語が伸びない…留学中に感じた“つらさと焦り”

「毎日英語に触れているのに、話せている感じがしない…」
そんな気持ちになったのは、留学してから1ヶ月が過ぎた頃でした。
最初は≪まあそんなすぐには話せないよね≫と思っていたけど、だんだん周りの子たちが自然と会話している姿を見て、焦りがどんどん大きくなっていきました。
周りは話せてるのに、自分だけが取り残された気がした
グループレッスンや休憩中に笑って話すクラスメイトたち。
部屋に戻れば英語で盛り上がるルームメイト。
その輪の中に自分だけ入れない気がして、「なんで私だけ…」って、何度も思いました。
しかも輪に入れないことでどんどん黙ってしまい、“話さないから伸びない→伸びないから話せない”の悪循環に陥っていた気がします。
今思えばクラスメイトたちもいわゆる正しい100%の英会話をしているわけではなく、自分が知っている単語やフレーズを使いまわして会話していただけなんですよね。
それを『みんな完璧に話してるんだ・・』と勝手に解釈して、私のつたない英語では会話に入れないとネガティブに捉えていただけでした。
英語力が伸びていた人の共通点
あるとき「なんで伸びない(話せない)んだろう・・」と考えるより、伸びている人の共通点ってなんだろう・・と考えることにしました。
そしたら「アウトプット量が断然多い」ということに気づいたんです!
わたしと同時期に留学にきた韓国人のクラスメートは、友達や先生にもとにかく【英語で話す】を徹底していました。
それが正確な英文でなかったとしても、同じ韓国人の子にも英語で話していたし、口に出すことを恐れていなかった気がします!
その子は授業で習った単語や先生が話したフレーズを自分のモノにすることで、着実に英語力を上げていたんですよね。
それを間近で見ていたわたしも行動を変えないとこの状況は抜け出せない!と思い、これから紹介する5つの行動で、『留学中の話せない問題』から少しずつ抜け出してきました。
留学中「話せない」を抜け出すために私がした5つの行動
① 英語で“ひとり言”をいってみる
これは、私が一番最初に取り入れた習慣です。
たとえば朝起きたときに「I’m still sleepy…(まだ眠い)」ってつぶやいたり、歩いているときに「I’m on my way to the supermarket.(スーパーに向かってる)」と1人で英語実況してみたり。
最初は本当に簡単な中学英語を使いながら、騙されたと思って継続を目標に取り組んでみてください。
習慣化できたら次は『この前の授業で習ったイディオムを使ってみよう!』など、今までより少しレベルUPし単語やフレーズを使ってブツブツ話してみるんです!
そしたらいざ誰かに話しかけるときに、スッと英文がでてきてそんな自分にビックリしますよ。
② マンツーマン授業でとにかくアウトプット

グループレッスンでは他の子の英語が気になって、発言できないことが多かった私。

発音の正しさとかを気にしすぎてた・・
でも1対1の授業に集中するようにしてから、「とにかく話す量を増やすこと」が一番の近道だと気づきました。
うまく言えなくても先生がじっくり聞いてくれるマンツーマン授業が私には合っていました。
先生も「こう言えばもっと自然だよ」とアドバイスしてくれるので、ひとつひとつが学びになったし“英語で言いたい事を話せた”という小さな達成感も得られました。
これはグループレッスンが主な欧米・欧州への留学では難しいかもしれません。
そういう人は隙間時間で先生と2人で話す機会を多く設けたり、分からないことは積極的に先生に質問するという行動をしてみてください!
わたしはフィリピンで3ヶ月の短期留学をしたのですが、そんな短期留学でも意味ないことはない!というリアル体験談についてはこちらでくわしく書いています!

③ シャドーイングで“英語のリズム”を覚える
英語が聞き取れても、いざ話そうとすると言葉が出てこない…
そんな悩みに効果的だったのが「シャドーイング」です。
やり方はとってもシンプル。
英語の音声を聞きながら、聞こえたままをそのまま口に出してマネするだけ。
最初はカタカナ発音でも、毎日5分でも徹底的に音声をマネし続けることでまず耳が慣れ、自分が話すときにも自然なイントネーションや語順が少しずつ身についてきました。
私がYoutubeでよくシャドーイングしていたのは、『スティーブ・ジョブズ』のスタンフォード大学でのスピーチでした。
綺麗なアメリカ英語の発音なのと、そこまで難しい英文を使わずに世間を引き付けるジョブズ氏の偉大なスピーチが、わたしにとっては最高のシャドーイング教材だったんです!

見なくても言えるぐらい練習した
お堅いスピーチでなくても、好きな海外ドラマやアニメでも大丈夫です!
最初は短く30秒くらいで一度切って、繰り返し同じところを練習してみてください!
④ 授業を録音して“自分の英語”を聞き返す
これはちょっと勇気が必要でしたが、恥を忍んでやりました。
自分の話す英語を聞くのって、最初はすごく恥ずかしいです。
でも録音してみると、客観的に「何が言えてて、何が足りないのか」がめちゃくちゃよく分かるんです。
- 「この単語、間違って使ってるな」
- 「ここ聞き取れてないな」
- 「この言い回し、自分の中で定着してきたかも!」
と、発見がたくさんありました。
私は毎日1コマ分だけ録音して、夜の勉強時間で聞き直していました。
聞くだけでも復習になるし、“英語の自分”に慣れることで発話の抵抗感も減ったように思います。
また授業中に聞き取れなかったことも、何回でも聞きなおすことで理解にも繋がるので先生からNGが出てないようであれば録音、オススメです!
⑤ 小さな成長に“自分で気づいて”あげる

あと効果的だったのは、“できないこと”じゃなく、“できたこと”に気づくことでした。
これは落ち込んでいた私のマインド面に、とてもプラスに影響してくれました。
留学中って、日本にいた時と比べるとうまくいかないことがたくさん出てきます。
周りと比べて落ち込むし、結果がすぐ見えないから不安になる。
そこで、毎晩寝る前に「今日できたこと」を3つノートに書くようにしていました。
- 今日先生の質問に1回でちゃんと聞き取れた
- カフェで「I’d like to have~」が通じた
- クラスメイトと楽しく会話できた
どんな小さなことでも、「できた」って思えると、また明日も頑張ろうと思えるんですよね。
なにも完璧じゃなくていいって気づけることで、留学中のネガティブマインドは薄れていきました。
“伸びない時期”があったからこそ、今がある
留学中に「全然話せない」「私だけ英語が伸びてないかも」って思っていた留学当初。
不安で、焦って、ちょっと泣きそうになった日もありました。
でも少しだけ行動を変えたことで、私の英語力も気持ちも少しずつ変わっていったんです。
英語って、才能じゃなくて習慣。
話せなかった私でも、「毎日ちょっとだけやってみる」を続けたら、ちゃんと変われました。
あなたも今、悩んでいるかもしれません。
でも、大丈夫。焦らなくても、英語はちゃんと伸びてます。
まずはこの5つの中から、ひとつだけでもいいので行動に移してみませんか?
あなたの英語力UPに繋がってくれるはずです。